京都集会   2010年 5月5日 

五月五日、新緑の京都の町を歩いてきました。
京都には普段見ることのできない寺社仏閣や文化財がたくさんります。

春・夏・秋・冬のそれぞれの季節に企画されている特別公開では、非公開の彫刻・襖絵・
庭園・建築などが期間限定で公開されています。これを見学する集会を年間二度、春と秋
に行っています。

11時に京都駅にて集合、地下鉄で丸太町まで出て、おかきの播磨屋・ステーションで
おかきを食べ、お腹を満たし準備OK。
さあ歩きましょうと、元気に出発しました。

蛤ご門から御苑に入り、目にも鮮やかな新緑の中、森林浴をしながら、
特別公開の「冷泉家」へ。室内と 節句の飾りつけを、ため息をついて見学。
維新後、明治天皇と共に上京した公家達でしたが、この冷泉家は京都の留守番役として
居残り、現在も唯一残る公家屋敷です。格式の高さは言うに及ばず。
真剣な面持ちで、藤原定家などの貴重な直筆を保存している文庫蔵を見学しました。

そして、御所の北と南を塀沿いに歩き、荒神橋から近衛通りを抜けて「聖護院」へ。
ここも特別公開中で中に始めて入りました。内部は、御所から移築してきたという
素晴らしい障子や襖の数々、市松模様の白州の庭にびっくり。
いつも前を素通りしてばかりでしたので、内部の広さには驚きました。

最後は「黒谷金戒光明寺」へ。幕末には、京都守護職、松平容保の宿営の
あった場所です。更に歩いて、黒谷へ向かいました。今回は山門が特別公開で、
狭くて急な階段を登りきると、京都の絶景が広がっていました。
そして、特別公開の法然上人御廟を拝んで後、戊辰戦争の
会津藩の戦没者の会津墓地に登りました。

11時に出発して午後4時に無事に終えました。
ひとりの落伍者もなく、老人から子供まで約1万5千歩をよく歩きました。
打ち上げは四条河原町の居酒屋で行い、歴史談義に花を咲かせました。